イタリア語をきちんとお勉強

イタリア語のあいさつ1|出会いと別れの基本の挨拶

イタリア語の会話に不可欠な基本のあいさつ表現を学びましょう。

コミュニケーションの始まりは、あいさつから。

イタリア旅行はもちろん、語学知識ゼロからのイタリア留学でも使える基本中の基本となるフレーズです。

イタリア語の会話力がまだまだでも、イタリア語であいさつができれば現地では好印象

日本でも耳にする表現がいっぱいあるので、さーっと覚えてしまいましょう!

 

出会ったときの挨拶

日本語の「こんにちは」にあたるあいさつ表現です。

時間帯、話し相手によって使い方が変わってきます。

敬語にもタメ語にも使えるフレーズ

朝起きてから夜寝るまでの、基本の2つのあいさつです。

いずれも、目上の人につかう丁寧な表現としても、家族や友だちに使うカジュアルな表現としても使える万能フレーズ。

イタリアでお店やレストランに入るときにも、こんな一言声をかけるとスマートです。

Buongiornoブォンジョルノ こんにちは

Buonasera. ブォナセーラ こんにちは/こんばんは

Buonaseraは、使う時間帯が地方によって変わってきます。

英語の Good evening のように夕方から使う町もあれば、英語の Good afternoon のように午後の早い時間帯から使う場所もあります。フィレンツェなど中部トスカーナ州の都市では、午後2時ごろから Buonasera を使います。

タメ語フレーズ

イタリア語の代名詞とも言えるような有名な表現です。

Ciao. チャオ やあ

使うときには注意が必要です。というのも、実はこの Ciao 、敬語としては使えない表現なのです。

使う相手は、基本的に友だちや家族などよく知っている人にしましょう。目上の人や初対面の人には避けた方が無難です。

フレンドリーさを売りにしているレストランやお店では、スタッフが Ciaoで迎えてくれることもあります。その場合は、こちらも Ciao. で返しましょう。

敬語とタメ語のはざまフレーズ

敬語かタメ語かの選択は、イタリア人にとっても時に判断が難しいもの。

そこで近年流行っている便利な表現がこちら。

Salve. サルヴェ こんにちは

カジュアルな Ciao よりも硬め、 Buongiorno よりもやわらかめの表現です。

ドレス・コードでいうところの、スマート・カジュアル的な位置の挨拶です。

お店に入るときにも使えます。

別れの挨拶

終わりよければすべてよし。しっかりと別れのあいさつをして、気持ちよく会話をしめくくりましょう。

敬語のさようなら

とても丁寧な「さようなら」です。

Arrivederla. アッリヴェデルラ さようなら

お医者さんに行ったときや、えらい教授に会った時などに使います。

ニュートラルなさようなら

丁寧過ぎず、かといってカジュアル過ぎずに使える「さようなら」です。

初めて会う人とお別れするとき、お店を出るときなども、ここにある表現がぴったりです。

Arrivederci. アッリヴェデルチ さようなら

Ci vediamo. チヴェディアーモ さようなら

A presto. アップレスト また近々

Buona giornata. ブォナジョルナータ よい1日を

Buona serata. ブォナ セラータ よい夕べを

Buonanotte. ブォナノッテ おやすみなさい

タメ語のさようなら

こちらはカジュアルな表現。

お友だちや家族とバイバイするときに使えます。

Ciao .チャオ またね

フレンドリーなレストランやお店では、スタッフが Ciao を使うこともあります。その場合は、こちらも Ciao で別れを告げましょう。

ぜひ言いたくないさようなら

上8つの「さようなら」は、いずれも「また会いましょう」という意味合いが込められた表現です。

一方、こちらは「もう2度と会わない」という含みを持つ、決定的な永遠の別れを告げる挨拶になります。

Addio.アッディーオ さようなら

例外的に、トスカーナ州では Arrivederci のようにニュートラルな別れの表現として使われることがあります。

 

まとめ

以上、イタリア語の基本の挨拶でした。

耳になじみがある表現も少なくないので、覚えるのはかんたんです。

イタリア語で話すときは、

  • 丁寧語とタメ語の違い
  • 地方によって意味の変わる表現

に気を付けることを忘れずに。

挨拶は会話の基本。基本的な使い方をしっかり覚えて、イタリア語会話を楽しみましょう!

  • B!