イタリア語で「ありがとう」と「ごめんね」を言うための、かんたんなフレーズです。
基本のお礼・謝罪表現なので、イタリア旅行はもちろん、語学知識ゼロからのイタリア留学にも覚えておくと便利です。
日本でも耳にすることがあるフレーズもたくさんあり、横文字に苦手意識があっても大丈夫。
カタカナで覚えてしまいましょう!
イタリア語のありがとう
日本語と同じように、イタリア語にもいろいろな「ありがとう」の表現があります。
まずは基本形を覚えてしまいましょう。
基本のありがとう
かんたんな「ありがと!」にもなれば、丁寧な「ありがとうございます」にもなる万能なフレーズです。
短く覚えやすいので、「どういたしまして」とセットで覚えてしまいましょう。
Grazie. ありがとう
Prego. どういたしまして
Grazie の発音は、カタカナで書くと「グラッツィエ」。
しばしば耳にする「グラッチェ」という発音は誤りなので、気を付けましょう。
「ラ」の音を巻き舌にして、語尾を「ツィエ」と発音すれば、イタリア気分もぐっと高まります。
とても感謝する
基本の Grazie. にことばを足して、感謝の深さをプラスすることができます。
Grazie mille. どうもありがとう
Grazie tante. どうもありがとう
上記はほんの一例。
ほかにも「ありがとう」の表現はたくさんあるので、少しずつボキャブラリーを増やしながら覚えていきましょう。
断るときのありがとう
日本語にくらべて、イタリア語のコミュニケーションでは Yes / No の返事をはっきりとする必要があります。
何かを提案されたり、誘われたりしても、断りたいときは明確に伝えるのが大切です。
ハッキリと No! の意思を伝えつつ、相手に失礼にならないように断るときに便利な表現がこちら。
No grazie. けっこうです
英語の No thank you. と同じ感覚です。
その他の「ありがとう」フレーズを学ぶなら、こちらの記事もおすすめです。
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イタリア語でごめんなさい
お礼とともに大切なのが謝罪のことば。
謝るといってもさまざまなケースがあります。
「ごめんなさい」や「すみません」という理由を考えながら、基本的な表現を見ていきましょう。
私が悪かったと謝る
自分に非があり、相手に迷惑をかけてしまったときのお詫び表現です。
いろいろな言い方がありますが、まずはこの2つを覚えましょう。
Mi scusi. 申し訳ありません(敬語)
Scusami. ごめんなさい(タメ語)
どちらも自分のしてしまったことを省みて謝罪しています。
同じ表現は、形式的な声かけの「すみません」にも使えます。
残念だけど、ごめんなさい
自分に非はないけれど、相手の立場を慮って残念な気持ちを伝える「ごめんね」の表現です。
敬語表現はなく、誰に対しても使えるフレーズです。
Mi dispiace. すみません / ごめんね
具体的なシチュエーションとしては、
- 友だちが風邪をひいてしまい、一緒に行くはずのパーティーに1人だけ出席
- 食事に誘われたけれど、彼が厳しいので一緒に行けない場合
- 道で話しかけられた怪しげな自称ボランティアの人に対して
などのようなときに、「私が不正や悪いことをしたわけでもないのですが、まことに残念です」といった意味で使います。
形式的なすみません
声をかけるとき、何かを尋ねるときに使う、形式的な「すみません」を表すフレーズです。
話しかける相手によって、形が変わります。
Scusi. すみません(敬語)
Scusa. すみません(タメ語)
Mi scusi. 申し訳ありません(敬語)
Scusami. ごめんなさい(タメ語)
初対面の人、お店やレストランの店員など、知らない人に何かを尋ねる場合は、敬語を使いましょう。
まとめ
以上、イタリア語の「ありがとう」と「ごめんなさい」の基本表現でした。
いずれも短いフレーズなので、覚えるのはかんたんです。
それぞれ、ほかにもたくさんの表現がありますが、ボキャブラリーは少しずつ増やしていけば大丈夫。
まずは基本を押さえて、気持ちのいいコミュニケーションを図れるようにしておきましょう。