イタリアでも日常生活で数字を使う場面はいっぱい。
お買い物、レストランでの食事、電話番号の交換など、覚えておくと、とても便利です。
このページでは、イタリア語の数字についての基礎知識と、1~10までの数字を学びます。
イタリア語の3種類の数
イタリア語には、主に3種類の数があります。
日本語にも「いち、に、さん、し……」や「ひとつ、ふたつ、みっつ……」など数通りの数え方があるので、難しく考える必要はありません。
まずは3つの分類を見てみましょう。
- 基数:いくつ・いくらかという数量を表す基本の数字
- 序数:何番目かという順番を表す数字
- 倍数:何倍かという倍数を表す数字
続いて、それぞれの数の基本を見ていきます。
1~10の基数
まずは、基本中の基本、数える数字の1から10を習得しましょう。
繰り返し音読し、リズムで覚えてしまうのがおすすめです。
数は名詞の前
イタリア語の基数は、基本的に名詞の前につきます。
例外的に、単位などの後ろにつくこともあります。
Esempi
- tre bambini 3人のこども
- due euro 2ユーロ
- ventisette anni 27歳
- la pagina diciotto 18ページ
- il millenovecentoottantaquattro 1984年
1~10番目の序数
こちらは、順番を表す数です。
10まで覚えてしまうのが理想ですが、暗記が中々はかどらないこともありますよね。
そんな場合は、特によく使う1~4までをひとまず覚えてしまうと便利です。
Esempi
- il primo piatto お料理で最初に運ばれてくるパスタなど1番目の皿
- il terzo premio 3等賞
- il sesto senso 第6感
- il ventunesimo secolo 21世紀
性と数に合わせて変化
順番を表す数は、後ろにくる名詞の性と数に合わせて語尾が変化します。
Esempi
- la terza persona 3人称
- la prima classe ファーストクラス
序数の表記
1、2、3……といったアラビア数字は、数える数字(基数)を表します。
序数の場合は、ローマ数字を使ったり、アラビア数字の右上に小さな「 o 」や「 a 」を表示して表します。
Esempi
- primo → I または 1°
- terza → III または 3a
倍数
日常的に使われる倍数は「2倍」と「3倍」。
ひとまず、この2つを覚えておきましょう。
- doppio ドッピオ (2倍の)
- triplo トリプロ (3倍の)
Esempi
- un caffè doppio エスプレッソのダブル(通常の2倍の量が入ったエスプレッソ)
- un doppio wisky ウィスキーのダブル
- un salto triplo 三段跳び
- due camere triple 3人用のトリプルルーム2部屋
それぞれ、後ろに続く名詞の数と性にならって語尾が変化します。
まとめ
以上をまとめると、
- イタリア語には、3種類の数字がある。
- 基数は1~10まで覚えてしまう。
- 序数と倍数は、最低限 3 までの数を覚えてしまう。
となります。
まずは基本中の基本の数字をしっかり覚えて、だんだん数を増やしていきましょう!