イタリア語でも、あいづちは会話の潤滑剤になります。いいリズムを作って、お話しに花を咲かせましょう。
この記事で紹介するあいづちは、相手の話しの合いの手にはさむ感嘆詞のような表現です。
どれも短いので、覚るのも簡単。
イタリア語会話の中で、どんどん使いましょう。
同意のあいづち
「そうそう」と相手の言っていることに同意するときに使えるあいづちは、いくつもあります。
sì. はい(敬語・タメ語)
は、もっともシンプルな表現。
けれど、こればかり多用すると、
という印象を与えかねないので、自分の中でいくつかバリエーションを用意しておきましょう。
Certamente. もちろんですね。
Ma certo. もちろん、そうですね。
Ovviamente. 当然、そうですね。
Capisco. そうですよね。
最後の Capisco. という表現は、過去形にして Ho capito. とすると、「了解しました」という意味になります。
上記はいずれも会話の相手を選ばない表現。目上の人への敬語としても、友だち同士のタメ語としても使えます。
一方、相手によって変化する表現もたくさんあります。次の2つは、よく聞く表現の一例です。
Ha ragione. おっしゃる通りです。(敬語)
Hai ragione. その通りだね。(タメ語)
いずれも、言い方によって皮肉たっぷりな表現にもなります。
疑問を呈するあいづち
「え、そうなの?」と、相手の言っていることに疑問を感じた時に使える表現です。
こちらも1番シンプルなのは、
Sì? そうなんですか?(敬語・タメ語)
という表現。語尾のイントネーションを高くします。
この下の4つの表現も、すべて最後にクエスチョンマーク( ? )がついています。疑問文を発音するのと同じように、文末のイントネーションを上げましょう。
Veramente? ホントですか?
Davvero? ホントですか?
Cosa? 何ですって?
Sul serio? 本気で言ってるんですか?
驚きを表すあいづち
上の表現と共通するところのあるのが、驚いたときのあいづち。
「マジで!?」といったあいづち表現もたくさんあります。
Non è vero! うそでしょう!
Caspita! あらまあ!
Mamma mia! おやおや!
Cavolo! あらまあ!
Non ci posso credere! 信じられない!
などなど。
その他、スラングとなる避けた方がいい表現もたくさん。映画などのセリフを真似するときは、きちんと確認してから使うよう気を付けましょう!
反意のあいづち
相手の言っていることに納得できない時は、あいづちで反対の意をはさむこともできます。
Non è vero! うそに決まってます!
Ma non lo so... うーん、どうでしょうねぇ。
Non ci credo! 信じられません。
Non è possibile! そんなこと、ありえません!
また、
Basta! やめてください!
という表現には、「そんな話しをしないでよ」という意味のほかに、「それについて話すのは、もうやめてよ」と話題転換を促すメッセージも込められます。
まとめ
以上、イタリア語のあいづちでした。
この記事では短めの表現をチョイスしているので、覚えるのもラクラク。どんどん使って、テンポよくイタリア語会話を楽しみましょう。
一通り使い慣れてきたら、ほかにもたくさんのあいづちを見つけて、さらにレパートリーを増やしていきましょう!